いったいどこの地上げ屋だ💢‼️その2
「令和の地上げ屋」に立ち退きを迫られている方が、「今の気持ちを文章にしました」とお手紙をしたためられた。
一言ひとこと、心を打たれる言葉が並ぶ。
「書面」としてスルリと渡してしまうのはもったいない。
私に代読させて頂けませんか。
その間、その者がどんな顔をして聴いているか、ご自身の目で見届けて下さいと、お願いしました。
まだ若き、地上げ屋の社長自ら訪れた。
「自分で読んだ方が早いからいいっすよ」
軽口を諌めて、まず、貴方の耳で聴いて下さいと伝えて、代読する。
迂闊にも、涙に声が詰まってしまうのに耐えて、大切に読み上げた。
「ヤベーっすよ、こいつ汚ねぇことするんすよ」
なぜか狼狽えて、どこかに電話をかけながら、叫んでいる。
そして、
「一言聞いていいっすか? 今、何で嘘泣きしたんすか?」
お手紙の言葉に怖気付くのは、わかる。
それを認めたくは無いだろうことも、責めることはできない。
それにしても…正真正銘のバカ者と出会ってしまった。
被害者の方ご本人のお気持ちを最優先にするけれど、
手加減はしないと思えた夜


